【Fire HD6】やっぱり6インチは大正義かもしんない。
以前から東郷一のKindle野郎を自認しておったのですが、Kindle端末ではなくアプリで使っているだけでした。
今月KindleとFire HD6を買ったらさらに読書量が増して、今では宗像一のKindle野郎にアップデートされた、そんな気がする今日このごろであります。
さて、前回は開封の儀を執り行いました。今回は、画面サイズについて考察ばして参ります。
まずは、画面の縦横比と解像度について押さえておきましょう。
e-inkを採用したKindleシリーズは「4:3」の画面比率。
Fireシリーズは「16:10」の画面を採用しております。
機種によって解像度は異なりますが、シリーズを通して画面の縦横比は同じです。
縦横比は「固定レイアウト」の書籍に影響を及ぼします。
主にマンガです。
有名なフレーズ「夜明けの 蒼い道 赤い テイル ランプ」ではじまるホットロードです。
中年になった今読むと、主人公の和希やハルヤマよりも先生や母親に共感してしまうのは年を取った証拠でしょうか。
余談はこの程度にしておいて、画面表示に着目してみましょう。
16:10のFire HD6の方が余白なくぴったり収まっています。
4:3のKindleだと左右に余白があるのが分かります。
新書判(1.618:1)が多い漫画原稿は、16:10の縦横比にごく近いので無駄なく表示されるのです。
カラー原稿もキレイに表示されますので、Fire HD6はマンガ読みには非常に適した端末です。
ちなみに、一般的なTVと同じ16:9(1.78:1)を採用しているiPhoneだとこうなっちゃいます。
上下に結構な余白が出ちゃうんです(わかりやすいように外枠を付けてます)。
つまり、「画面サイズ差以上に小さく表示されてしまう」ということです。
画面の縦横比は、マンガまで考えれば16:10が正解であろうと思います。
縦横比に次いで気になるファクターとしては、解像度があります。
私の中で競合する商品の解像度を比較するとこのようになります。
<縦横比 4:3グループ>
・Kindle 6インチ 800×600 167ppi
・Kindle Paperwhite 6インチ 1024×768 212ppi
・Kindle Voyage 6インチ 1440×1080 300ppi
・iPad mini 3 7.9インチ 2048×1536 326ppi
・iPad Air 2 9.7インチ 2048×1536 264ppi
<縦横比16:10グループ>
・Fire HD6 6インチ 1280×800 252ppi
・Fire HD7 7インチ 1280×800 216ppi
・Fire HDX7 7インチ 1920×1200 323ppi
・Fire HDX8.9 8.9インチ 2560×1200 339ppi
<縦横比16:9グループ>
・iPhone 5 4インチ 1136×640 326ppi
・iPhone 6 Plus 5.5インチ 1920×1080 401ppi
iPhoneは言うまでもなく、iPadのデカイ方の「264ppi」で充分「Retina」として見えます。
一応の目安は264ppiということになりそうです。
Fire HD6は、252ppi。Padのデカイ方に肉薄しています。
表示品質の印象は確かにとてもキレイ。
発色も解像度ももはや充分レベル。
スペック上のドット数こそ多くないが、ppiが高い(密度が高い)ですから非常にシャープな解像感があります。
Kindleは、先日の記事でも述べましたが若干解像度が不足気味。数値的にも167ppiと低めです。
Fire HD6はPaperwhiteの212ppiよりもさらに解像度が高く、読書にも充分な解像度であることが分かります。
総じて、250ppi前後の解像度があれば「ほぼRetina」ってことになりそうです。
縦横比が16:10でマンガの余白が少ない。
ほぼRetinaの解像度。
しかも、6インチのジャストサイズ感は言わずもがな。
流石に雑誌はちとキツイですが、今後徐々に廃れる表現ですからまぁ問題ないかと。
拡大しないと読めません。
結論、本を読むなら6インチ。漫画も読むならFire HD。
どっちも安いから、迷ったら両方買えばいいと思うよ(笑)。