出張多めに生きてます。

泥んこで野良猫育ちマーケター、tony togoの生態。

【考察】ドワンゴがバンタンを買ったと聞いて

知り合いも多いもので、角川グループ界隈の動きが気になってしまうtony togoです。

 

こないだ驚天動地の合併を果たしたドワンゴが「クリエイティブ系」のスクールを運営するバンタンを買ったと聞きましてその狙いを推測してみたいと思います。

 

バンタンは老舗のデザイン学校でしたが、90年代のゲームやITブームの折にデジタル系にシフトして大ブレイク。勢いに乗って拡大したは良いが教育品質が追いつかず、卒業生を受け入れた会社からは「使えねー」ってレッテルを貼られたり少子化やなんかでここ数年はジリ貧な印象でありました。

 

ドワンゴが買ったということは、これははっきりとデジタル系、コンテンツ系にまずは事業を絞り込んでいくのではないかと考えられます。

 

そして、卒業生をドワンゴが受け入れる、っていうシナリオは甘いのかな?と思います。

 

恐らく授業課題という体で新規サービスやコンテンツ開発をやったろうと模索するはずです。講師はドワンゴの現役社員を投入してOJTならぬOST(On the School Training?)を仕掛けるのではないかと。

 

保護者や入学希望者にとっては「ニコニコ」のドワンゴが即戦力授業をしてくれる!って言う風に魅力的に見えるでしょう。単なるタダ働き(むしろ金払って働く!)になる可能性は高いですが。

 

入社試験に受験料取る会社ですから、それくらい強かなはずです。

 

あとは、スクールのコンテンツを切り売りするのでしょうな。

シンプルなところでは、ニコ動を使ってのe-ラーニング動画配信。

一般企業でもプレゼンなんかで画像加工スキルが必要だったりしますから、そういうニッチを狙っても面白いかもしれません。

ライフハックのblog的に「プレゼン資料を鮮やかに彩るたった1枚の画像を5分で作り上げる方法」みたいな。

 

バンタンは幸いにして「学校法人」ではなく「株式会社」ですからカリキュラムは好き勝手に変えられれますし、撤退も自由。

私のような凡人に思いもよらないことを仕掛けて驚かせて頂きたいものであります。