薄っぺらいCM・・・。
JR西日本の新幹線CMです。
滝川クリステルが出演、倉木麻衣のタイアップもばっちりハマリ、完成度が高いプロモーション・・・。
本当にそうでしょうか?
そもそも「セレンディピティ」っていう単語がキャッチコピーとして適切なのかどうかかなり疑問です。意味分かんない人も多いはずです。
たまに女性雑誌の特集記事なんかで見かけますけれど、日常生活でセレンディピティという言葉を使ってる人は・・・居無さそうですね。
この案件で言う「あしたセレンディピティ」とは、「思い立ったら新幹線で関西に来てちょ、なんか良いことがあるかもね?」的な実にふわっとした世界観ではないかと思われます。
だったら、ド直球に「思い立ったら新幹線。」みたいなコピーでも良いのかも知れません。
「1日85往復、博多-新大阪 7,700円~」というような航空各社が使っているような利便性と価格訴求でも良いでしょう。
とはいえ、思いつきでふらっと旅に出るなんて方はニッチ中のニッチであります。多くの方は予定を立ててパックなどで旅行へ行かれるのではないかと思われます。
旅情を駆り立てるCMとして考えても、クリステルがチープな合成映像に乗っかってるだけで、「そうだ 京都、行こう。」のような圧倒的映像説得力があるわけではないのです。
結局のところ、何がしたいのかよーわからんCMです。予算消化でしょうか?