出張多めに生きてます。

泥んこで野良猫育ちマーケター、tony togoの生態。

スカイマークの思い出

昨日、帰りの電車の中でスカイマーク民事再生のニュースを知りました。

 

昨年末に売り抜けて割りと稼がせて頂いたので、スカイマークについての思い出を書いてみようと思います。

 

仕事で飛行機を利用することが2年前くらいまではかなり多かった私。

時には会社から経費削減圧力が掛かってスカイマークを利用したこともありました。

 

でもね、スカイマークはとにかく遅れるんですよ!

管制からも軽んじられてるのか知りませんけど。

朝晩は、JAL,ANAと出発時間が同時刻ってのが結構あるんですけれど、SKYは大体大手よりも出発が遅れてました。

 

出張族にとっては、「朝はギリギリ遅く出発したい!」⇒「出張先のアポは遅らせたくない」という強いニーズがあるので、定時運行率が低いSKYはたとえ価格が安くても利用価値を感じませんでした。

しかも、マイル制度が無いのでリピーターになる旨味もありません。

ぶっちゃけ出張族は運賃は会社持ちなのでどーでもいい。マイルというカタチで搭乗者に利益還元されるからリピーターになるんです。

 

個人旅行でもSKYを利用したことがあります。

時間には余裕がありますのでこの場合は問題なしです。当時は今のようにオンライン決済なども進化していませんでしたのでコンビニ決済をいたしまして、結構便利だなと感じた記憶があります。

 

しかし、今ではLCCの台頭でコスト競争力が弱まり、A330で出張族を捕まえようとしたけれど定時運行とマイルという本質的ニーズを捉えてなかったり、マーケティング的に「時代とずれている」ことが敗因ではないかと。

為替の問題やA380の問題もあったとはいえ、本業での稼ぐチカラが弱まっていたことが最大の問題だったと思います。

 

ファンドから300億?と言われる出資を受け運行を続けるらしいですけれど、そのうち羽田や福岡、新千歳といったドル箱の発着枠を鈴与辺りがゴリゴリ買いに来るんじゃないかと思います。

 

株はハイエナトレーダーのおもちゃに、発着枠は大手含む競合航空会社の狩場に、機体は誰も欲しがらないジャンクに、パイロットはLCCに買い叩かれ、単独での会社存続は難しいのかな?というのが私の見立てであります。