【自分用備忘録】ダイレクトマーケティング商品の値付けロジックについて
本稿は、自分用の備忘録としての記事であります。
さて、仮にあるリピート通販商品のお値段を決めるといたします。
まずは「肌感覚としての値頃感」サンプルを収集します。
次に、「マーケットに存在する競合商品」の価格サンプルを収集します。
それぞれのサンプルの平均値ではなく、中央値をもとに仮プライスを設定します。
仮プライス設定は、肌感覚中央値を「消費者が即買できる価格」、競合商品中央値を「消費者が無理なく受容する価格」、競合商品平均値を「消費者が受容できる上限」として考え、独自モデルでCPR理論値(仮説)を求めます。
CPRが出れば、CPO、CPT、LTVなども計算可能となります。
仮説を元に収支シミュレーションを行って、事業継続可否を判定し、「売れるけど儲からない」、「儲かるけど売れない」を排除したバランスの良い値付け(売り方)のパターンを選び出します。
バランスの良い売り方を発見したら、それらをエリアマーケティングテストで検証します。もちろん、CPR理論値(仮説)と結果のギャップで判断します。
安易に、売上や集客数で判断したら火傷しますので、冷静に。
最終的に、仮説に近いものが持続可能性のある価格設定・売り方であろうと思います。
要するに、テストをしないで安易に価格決定をすると、売れないのは論外ではありますが、「本来取れるはずの利益を逃してしまう」という可能性が高まるのです。
ダイレクトマーケティングの議論は「広告表現」や「ビークル・動線」ばかりが喧伝されるのですが、キモは「価格設定」であります。