【お買い物日誌】最後のソニー製VAIO
いささか旧聞ではございますが、この春VAIO Proを仕事用マシンとして会社で買いました。
システム担当からは、DELLじゃダメなん?Celeronでええやん、って言われましたけれど、断固として拒否!
こちとら、出張先でデータ集計やら分析やら画像処理やら重いタスクするんで軽さと性能は譲れないのであります。ということで普通の社員の3倍程度もする高いマシンの稟議をゴリ押ししたということであります。
とはいえ、最初からVAIO Proを狙っていたわけではありません。
実はVAIO Proなんていう機種すら知らなんだというか眼中になかったというのが正直なところなのです。
最初に検討したのが堅牢性では定評のある「ThinkPad」それから「Let's note」でしたが、さらなる軽さを求めて本命は「Lavie G typeZ」。世界最軽量的なやつですね。私の使い方では光学ドライブは無駄ですし。
対抗馬として「Surface Pro2」、値頃感を引き上げる当て馬として「Let's note」を稟議に乗せまして、一旦は「Surface Pro2」に決まりかけたんですが、どこにも在庫がない問題で暗礁に乗り上げまして・・・。
結局、DELLでええやんのシステム担当からVAIOはどう?って打診がありまして初めてVAIO Proを知ったというわけです。
VAIOは昔使ってたC1が突然死して以来、やっぱソニーだから…と仕事で使うイメージが全くなかったので驚きました。
むしろ、あり得んやろ!と。
新しく設立されたVAIO株式会社は、今後「ビジネス向けの販売を強化していく」ということですが、私の認識のように「仕事用」ってイメージは相当薄いと思われますので苦戦が予想されます。
ただ、使ってみると「軽さ」と「性能」は非常に満足感が高いんです。
昔みたいに変なオリジナルソフトが殆ど入っていないのも好感が持てます。
しかし、無線周りの安定感がイマイチ。というか公式サポートが悪いのか分かりませんが、熱心なユーザーの情報を検索しては対策する、という「企業が使うには相応しくない」状態。対策といっても、インテルから最新ドライバを入れるとか、デバイスドライバの設定をちょこっと変えるとかそんなことではあるんですが、そんなことですら「ちゃんとした会社」ではご法度ですからね。
わが社は零細だから弄ってもOKなんです。普通の会社では無理っす。
そうするってえと、企業導入にはまだまだハードルが高そうです。
モノとしての質感や性能には文句無いVAIO Pro。
VAIO Proが仕事用になったもんだから、SurfaceRTが要らなくなって売っぱらったくらい気に入っております。
新生VAIO株式会社には、「ぼくのかんがえたさいきょうのばいお」とか、「システム担当が楽できるからゴリ押しで導入させたいPCナンバーワン」とかそういう立ち位置目指して頑張って頂きたいと思っております。