【個人的備忘録】タバコのサンプリングについて
繁華街の飲み屋に行くとたまに出会うのが、エロい衣装を着たおねーちゃんがタバコのサンプリングをする姿です。
ここ数年は飲みに出ることがめっきり少なくなったので、今でもやってるのかな?と思ってググってみると「バイト募集」が出てたりするので廃れていないようであります。
さて、このサンプリングという手法は見込み客の「懐に飛び込んでいける」という観点から、可能性の高いものであると考えております。
で、ちょうど身近にサンプリング運営経験者がいたので聞いてみました。
そもそも、サンプリング対象の飲み屋さんにはどうやって許可を得ているかというと・・・
黒い組織との繋がりとかでは全然なくって、サンプリングを依頼された会社(代理店の二次下請け位のイベント会社が多いみたい)の担当が一軒一軒電話帳などを頼りに足で開拓するのだそうです。個人店が多い飲み屋へのアプローチはやっぱり足が頼りだとのことです。中州などを一斉に開拓するには2ヶ月位かかるのだそうです。やっぱりね。
そしていよいよ実施の段になりますと・・・
おねーちゃんのギャラは事務所に払う分で日当3万。意外と高いです。
おねーちゃんも交代要員やバックレ要因として3人確保したりするらしいです。
そこに、お目付け役というか安全確保も兼ねて担当者が付く、これもイベント会社出し値で日当3万位。
繁華街の大きさにもよるのですが、大体4チームくらい同時に展開するらしいので、これだけでも結構なコストが掛かります。
実施前の店舗開拓も安くなさそうですし・・・。
これだけのコストを突っ込んでも、タバコの場合、ブランドスイッチは1割以下だそうで。そりゃそうですよね、嗜好品の最たるもんだし。
タバコ会社ってのは広告宣伝費が湯水のようにあるからアウトソースできるのですが、サンプリングでもってプロモーションしようと思ったら、自分が相当働く気概がないと無理だと思います。