出張多めに生きてます。

泥んこで野良猫育ちマーケター、tony togoの生態。

【妄想インプレッション】テスラ モデルS

※本記事はすべて創作です。実際の自動車についての記述がありますが、その内容はすべて妄想に基づく創作であり、根拠は一切ありません。

 

テスラ・モーターズの事実上の量販モデル第一号、モデルSがいよいよ我が家にやって来ました。

 

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私がチョイスしたのはバッテリー容量60kwhの最も基本的なタイプ。

 

85kwhの大容量と最後まで悩んだのですが、我が家の使用パターンなら332km(208マイル)の実用航続距離があれば充分かなと思って基本タイプにしました。

急速充電が可能な「CHAdeMO」対応アダプターを付けたので、高速道路などで普及が進んでいる急速充電を使えば長距離も問題なさそうです。

年に一度の片道800kmの墓参りでも多分大丈夫でしょう。むしろちょうど良い休憩タイミングになるのでは無いかと思います。

 

せっかくの新車ですから、色や内装にはこだわりました。

 

ボディカラーは、夜の繁華街でエロスを振りまく(振りまきゃしませんが)ブルーメタリック。

ちなみに、白と黒以外の色は全てオプション価格となります。フォードTタイプ以来のアメリカ車の伝統なのでしょうか?

 

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デカイ車体なので天井面積も大きくて閉塞感があるかな?と思い、パノラミックガラスを付けました。

 ホイールは標準の19インチ。

 

内装は、グレーのナッパレザーに、トリムはオペチェウッドグロス。

タンと迷ったんですが、クールさと未来感でグレーに決定しました。

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 …さて、気になるお値段ですが、オプションもろもろ入れて乗り出し670万位です。

補助金が上限の85万貰えますので、実質600万位で手に入ります。このラグジュアリー感と走りの質感、走行コストを考えると割とお得な気がいたします。

もちろんJAむなかたの1%ローンですから金利もほぼタダみたいなもんです。

 

我が家に実車がやって来てまず驚いたのは、その巨大なサイズ。往年のフルサイズアメ車に比べたらまだマシなのかもしれませんが、幅2m、長さ5mと相当デカイ。

デカイからこそクーペルックでも広々なんですけれど、ルミエールの駐車場には入れそうもありません。

買い物するお店が変わりそうです。

我が家の駐車場は幅2.5m。そこにほぼ2m幅の車体が入るのですからギチギチです。乗り降りは相当気を使います。

ドアの端っこに傷防止のシールみたいのを貼らないといけないかも知れません。

 

装備についてちょっと補足。

オーダーの時に薦められた「テックパッケージ」は、カーナビ機能と地図アップデート無料、ヘッドライトがキセノンになる、リアゲートが自動とか、キーレスがちょっと便利になるとか、シート位置メモリーとか、ちょっとだけ便利機能が充実してお値段は40万也。

ネットが繋がるんで、ナビはGoogleMapsで充分だし、後は慣れりゃどーってこと無い機能なので付けていません。

 

さぁ、ドアを開けてみましょう。

 近づくとニュルッとドアノブがせり出して来て、ノブ表面をさらっとスワイプするとドアが開きます。このSF的な世界観はクセになりますし、実際にも便利です。

リモコンキーもポルシェのように車体の形をしてます。ドアを触るとドアロック/アンロック、リアゲートやボンネットもその部分を触るとロック/アンロックとなる面白いモノです。

 

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 内装は、ザ・シンプル。

 

スッキリしたもんです。17インチの縦型モニターがドーンと真ん中に鎮座している以外は、ちっこいハザードボタンと、グローブボックスを開けるボタンだけ。

なんと、エンジン(電源)オンオフのスイッチすらありません。

乗り込んだ時点でスタンバイ状態。エアコン切っていたら無音なのに、モニターが付いているという不思議な感覚。

すわり心地のいいナッパレザーシートも相まって、静かな空港ラウンジのような居心地の良さ!

 

さすがに、ウインカーとかミラーや窓の開閉ボタンは普通の自動車と同じようなスイッチが付いています。ここだけクルマっぽいのがむしろ違和感があります。

 

室内は広い!後ろを振り返るとハイエースか!っていうくらいリアゲートが遠いです。

本国では3列シートが付いているくらいの荷室の広さ。しかも普通はエンジンが入っているボンネットもミニトランク(それでもポルシェ911よりも遥かに広い)があります。

これなら、子供が出来ても猫二匹と一緒に余裕で出かけられます。

 

ギア(事実上トランスミッションは無いんですが)をDに入れた後は、アクセルを踏んだら走り出します。クリープする/しないは、タッチパネルで自由に設定可です。

クリープは最初無かったらしいのですが、ユーザーからの要望が多くアップデートで入れられたそうです。そこら辺が、iPhoneのアプリみたいで面白いですね。

 

走りは電気自動車そのもので、スタートから強力なトルクで気持よく加速します。

モーターならではの0スタートを体験すると、もうエンジン吹かして走るのが野蛮人に思えます。プリウスみたいなインバーター音は聞こえません。高級です。

 

標準状態では回生ブレーキが強すぎるくらいなのですが、タッチパネルで強弱が変えられます。その他、思いつくままの設定がタッチパネルで可能です。

オプションのパノラミックガラスをスワイプで開閉できるのがキモチイイです。

ここまで未来的なコントロールができるのに、自動パーキングみたいなものが無いのがちょっと不満に感じます。

とはいえ、バックモニターも標準ですし、大きな車体の割に小回りが効くので車庫入れ、取り回しはそんなに苦労しません。むしろトルクの取り出しがエンジン車よりもリニアな特性なので車庫入れは得意分野かもしれません。

 

走りは、重いエンジンが鼻先にぶら下がっていないこと、そして重いバッテリーが床下にフラットに配置されていることにより、「超低重心」&「重量配分最高」なうえに、「トルクはスポーツカー並」ということでめちゃくちゃ速くてキモチイイです。

日産リーフや、三菱i-MiEVも充分にスポーツカーですが、これはもはや反則のスーパーカーレベルです。

 

皆さん、これが未来です!

未だタイヤが付いてるし空も飛ばないけど、僕達が昭和時代に思い描いた「滑るような走り」が今現実のモノになりました。アメリカ製造業の底力恐るべし。

 

走って帰ってきたら充電します。

嬉しいことに、100V,200V用の充電ケーブルが標準で付いてきます。

100Vはそこら辺にあるコンセントに突っ込んで充電可です。

我が家は屋外の防水コンセントを200V化しました。分電盤とコンセントボックスを変えるだけなので殆ど費用が掛かりません。

 

日本車は充電周りが妙にシブチンでして、100V用のケーブルが別売り10万みたいなボッタクリだったりしますし、専用回路で充電せよ。みたいにPL対策で腰が引けてますので、事実上どこでも充電できるテスラの考え方には大賛成です。

 

ただ、どの電気自動車も充電場所に屋根がある前提ですので、我が家のように露天駐車の場合は充電時の天気には配慮が必要かと思います。

 

夜間の割安な時間帯に充電できるように充電時間の設定がタッチパネルでできます。

日本車はこんなことすら、別途リモコンとかなんか高いオプションが必ず要るんですが、テスラは本質的にあったらいいなは全て「標準装備」です。

ありがたいです。これだけでも買いに値します。

 

日本では、85kwh/フルオプション850万のモデルが殆どだそうでして、私のオーダー内容だと納車までに非常に時間が掛かりましたが、満足度は非常に高いものがあります。

 

ロングドライブでもガンガン使い込んで元を取ってやろう!なんて庶民丸出しの意気込みを表明し、本稿を締めくくりたいと思います。

 

以上、【妄想の】インプレッションでした。

 

【参考サイト】本妄想記事にあたり、以下のサイトを参考にしています。

画像は、オフィシャルサイトでのカスタマイズ結果から利用しています。

http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/photo/20130419_596567.html

http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/impression/20130712_606968.html

http://www.webcg.net/articles/-/28000

http://jp.autoblog.com/2013/01/11/tesla-model-s-unveiled-at-tokyo/

 

テスラ・モーターズ

http://www.teslamotors.com/jp/