テレビショッピングに学ぼう!
スキンケアについて色々と考えたり、調べたりしていると「テレビショッピング」で様々なスキンケアを売っている事実にぶち当たります。
主に(というか全部)女性向けのモノで、買う方は在宅している主婦層、しかも自分でスキンケア選びを放棄した方々ですから「50代後半~60代」が中心であろうと推測出来ます。
(出典:放送研究と調査 2012年11月号 NHK出版刊)
ちょっとググって出てきた資料でも、男女ともに50代以降でTVとネットの接触時間に大きな差が生じているのが分かります。恐らくテレビ通販の顧客はココにしかいません。
我がtony togo(仮)メンズスキンケアとはターゲットが違うのですが、テレビショッピングの表現というのは販売行為として見習うべき点が沢山あると思います。
火のないところから煙を立てるように、「こんなことありませんか?」という何気ない問いかけから、少しづつ販売に結びつけていく構成になっています。
スキンケアだったら、「年齢肌が気になりませんか?」とかそういう誰にでも思い当たる「バーナム効果」で巻き込まれていくという仕掛けです。
その後、「保湿が大切」とか、「年齢に応じたスキンケアが必要」とか、スキンケア選びを放棄した方にはいささか面倒な解決策が提示されます。
モヤモヤっとした次の瞬間、「・・・でも、難しいですよね?」と、ターゲットの思っている問題点のまさに確信をズバリ突いて来ます。
ここで、絡め取られます。
優秀な営業マンに「問題点をすっかり炙りだされてしまった」状態と言えます。
そして、おもむろに「商品の提案」が行われます。
このスキンケア◯◯は、なんちゃらかんちゃら、ハリと潤いをもたらしますよ。
しかも、簡単に。
テレビで買う顧客の特性に合わせたオールインワンスキンケアの提案が多く見られます。
後は、その効果を実証するべく配置された「使用者の感想」という設定での効果効能表現があれば、充分かもしれません。
ダメ押しに、言い訳要素「みんな買ってます」という評判でも付け加えておきましょうか。
最後に、「でも、お高いんでしょ?」というギリギリの断り文句を叩き潰す「初回限定のとってもお得なお値段」があれば最高です。
商品カテゴリーごとに値頃感の閾値を発見すれば、いくらで売ればどれだけ電話が鳴るかという理論値は容易に計算できそうです。
同じような販売の流れは、ネットの販売ページ(いわゆるランディングページ)にもほぼそのまま適用出来ると思います。
情報商材の販売もターゲットの本音を完璧に理解した上で作られております。
ネットの場合は、目立つものについついカーソルを合わせてしまうという行動もしっかり折込済であると思われます。
このように、世間には販売が上手な見本が沢山溢れています。
tony togo(仮)メンズスキンケアは、ターゲットと商品カテゴリー的に見本が少ない世界ですから、ものづくりと共に売るための仕掛けも構築する必要があると考えております。
【まとめ】
イイと思った表現は、積極的にパ◯ろうぜ!ではなく、参考にしようぜ!
メンズ×スキンケアにはうまい仕掛けが必要だよねー。