出張多めに生きてます。

泥んこで野良猫育ちマーケター、tony togoの生態。

需給ギャップについてナチュラルに考える。

ゴールデンウィークは妻とふたりで長距離弾丸ドライブによる墓参り&四国旅行をして参りました。

 

旅行内容は皆様の興味のあるところではないので割愛いたしますが、旅行中に気になったことがありまして。

 

それは、「需給ギャップって結構あるよね」ということであります。

 

例えば、食事。

 

しまなみ海道に行ったのですが、大三島の名物として知られる「海鮮丼」を是非食べてみたいと思っておりました。

ゴールデンウィーク直前にはテレビでも取り上げられていたらしいので、否が応にも期待感が高まります。

 

しかし、情報が少ない。

我々は「まっぷる」を持っていたのですが、大三島で大体1/2ページ程度。

そこに載っていた海鮮丼のお店は「大漁」という一店舗のみです。

 

恐らくテレビで取り上げられれたのも同じお店だったのでしょう。

さらに、ゴールデンウィークの日曜ということもありまして、11時前の時点で瞬く間に売り切れでした。それは仕方がありませんので、すぐそばのお店を2件程回って見れど、同じ様相です。

 

それでは。と、高速の入り口へ向かいつつ他の店を探しました。

 

サークルKの向かいに食堂を発見しました!しかも空いている。

よし!ここにしよう。と勇んで入って見ますと・・・。

 

何と、メニューは「ラーメン」、「カレーライス」・・・え?海鮮丼は?

お店の方もちょっと困った顔をして「無いんです。」とお答えになりました。

 

うーん。

 

お土産も売ってるので観光客向けの商売のはずなのですが、島の人気メニューである海鮮丼はありません。というか魚介類を使ったメニューも無いようです。

実に残念です。海鮮丼をメニューに入れておけばもっと人気店になるのは間違いないのですが・・・。完全にサークルKにも負けてます。

 

打ちひしがれた気持ちで、ダメ元で高速の入口の道の駅「多々羅しまなみ公園」へ入りました。

食堂もあります。混んではいましたが、お店の方は元気に「すぐ入れますよ!」と案内してくれました。

 

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道の駅の食堂は幻の高級魚「マハタ」押しでして、妻はマハタの薄造り定食を、私は海鮮丼を頼みまして、大変美味しく頂くことが出来ました。「マハタ」に関しては、検索しても情報に辿り着けるようSEOもされておりました。

 

しかし!

 

「大三島 海鮮丼」のワードで検索しても「多々羅しまなみ公園」は上位には出てまいりません。

試しに「大三島 グルメ」で検索してみるとGoogle Mapに何となく登場する程度でした。

 

これ、SEOのワードが間違ってるんじゃないかと思います。

 

消費者の立場から言うと、「マハタ」の情報は「海鮮丼」に比べると圧倒的に優先度が低いと思うのです。

っていうか、「マハタ」を知ったのが食堂の前に置いてある生け簀とPOPですからね。新規集客にはあまり役立っていないと思われるのです。

 

検索ワードひとつ取っても、消費者が「したいこと」を意識しないともったいないなぁと思ったのです。

 

【まとめ】

需給ギャップ その1・・・供給しないとそもそもノーチャンス。

 

需給ギャップ その2・・・消費者目線の欲を叶える広告宣伝をするべき。