出張多めに生きてます。

泥んこで野良猫育ちマーケター、tony togoの生態。

1,000億を目指す tony togo(仮)のコンセプトの続きを考えるのココロだー。

実際にものづくりをするにあたって、やはりコンセプトが大事だと思うって話を以前に書きました。

その記事では、「自惚れるための最強ツール」ってことにしたんですが、やっぱちょっと落ちてない。

 

「メンズマガジンのテーマは旅、ファッション、デザイン、建築、食べ物、あとはセックスぐらいです。」

と、元コンデナスト社長の斎藤和弘氏も述べておりました。

メンズマガジンで表現されている「欲望」の共通項から、メンズスキンケアのテーマになりうるものを探してみようというのが今回の趣旨であります。

 

斎藤氏の主張を、いわゆる「5W1H」で紐解いてみましょう。決して私の主観ではなく、メンズマガジンを購読する方の立場で考えてみようと思います。

 

まずは、「旅」

誰が?・・・自分が、愛人や妻と。

何を?・・・テーマのある旅、なんにもしないが目的の旅(リゾート)、お仕着せではない旅を。

いつ?・・・近い将来に実現すればいいなぁ。

どこで?・・・主に海外、国内なら「語れる何か」がある場所へ。

なぜ?・・・自分の何かを確かめるために。(いわゆるモテ?)

どのように?・・・ラグジュアリーなホテル、交通手段(エミレーツのファーストクラスとか、BMWのなんちゃらとか)で。(やっぱりモテ?)

 

次に、「ファッション」

誰が?・・・自分が

何を?・・・ハイファッションブランドを、選ぶ「言い訳」できるブランドを

いつ?・・・今シーズンに

どこで?・・・自分の買いにいける場所がいい(ということは、メンズマガジンのコアターゲットはトーキョー&大阪神戸周辺在住者なのが頷けるという訳ですな)

なぜ?・・・カッコイイ自分になるため、カッコイイって言われるため(モテ?)

どのように?・・・今持っているモノと合わせやすいアイテム、選び方は指南して欲しい(ラクだから)

 

続いて「デザイン」

誰が?・・・自分が、愛人に、妻に

何を?・・・身近に置ける、どちらかといえば実用的なモノ、語れるウンチクがあるものを(デザイナー、レジェンド)

いつ?・・・今でもいいし、近未来でもいい

どこで?・・・自分の行ける範囲のショップ、あとはNYとかミラノとか憧れ都市でもカッコ良さげだよね

なぜ?・・・センスの良い物に囲まれていたい、センスのある人と見られたい(やっぱモテ要素?)

どのように?・・・レジェンドに共鳴して買いたい

 

そして「建築」

誰が?・・・自分が

何を?・・・自宅を、別荘を、世界の名建築や美術館を、語るべきなにかを(建築家、レジェンド)

いつ?・・・施主になるなら近未来、別荘は手が届かないかも知れないけど、正直言っていつでもいい

どこで?・・・軽井沢とか、ブランドを纏った土地がいいよな、どうせなら(モテ要素も含み?)

なぜ?・・・ものづくりの満足感が欲しい、こだわってるヒトと思われたい(モテ?)

どのように?・・・どうせならハウスメーカーよりも建築家、名建築は旅行と絡めて行きたい!

 

さらに「食べ物」

誰が?・・・自分が、愛人と、友人と(たまに妻と)

何を?・・・美食・シェフ・そしてコーヒー、レストランもいいけど、自宅料理もいい

いつ?・・・基本的に腹が減ったら食うよね

どこで?・・・ラグジュアリーな店が好きだけど、ホントは肩が凝らないジャンクフードも好き

なぜ?・・・食にこだわりがあるほうがカッコイイじゃん!(モテ?)

どのように?・・・美食で口説いてその後の真実はひとつ!(やっぱモテ?)

 

最後に「セックス」

誰が?・・・もちろん自分が、オフィスの女子と、取引先の女子と、愛人と、もろもろ全ての好みの女子と!

何を?・・・言うまでもない

いつ?・・・いつでもいい!

どこで?・・・どこでもいい!

なぜ?・・・オトコであることを確かめるためだよ

どのように?・・・大人のセックスと称して弱くなったのを誤魔化せればサイコー!

 

・・・とっても長くなりました。

無理やりな分析であることは重々承知で、やっぱり共通しているのは「モテ」という要素であることが分かります。

さらに、副次的には「レジェント」というかいわゆる「ストーリー」を帯びたモノに男子は弱いような気がしております。

 

しかし、ここで注目すべきは「雑誌の表現する世界観と、読者の生活実態が一致していないのでは?」いう点です。

 

バッグ25万とか、ジャケット18万とか、ミラサローネで気になったソファーが100万とか、時計298万とか、BMW1200万とかラグジュアリーな品々が平気で登場してきますけど、読者様はホントにそれらを手に入れてますかね?という点であります。

 

ここのギャップ、リアルにモノを売ろうという人間は真剣に考える必要があると思うのです!

 

しかし、これがリアルクローズなユニクロとか、H&M特集ではいかにも迫力が無いというのは分かります。

女子の場合は、もう少しリアルライフ寄りの「着回しカレンダー」とか「メイクテク特集」とか、そういう表現になってます。

男子は見栄消費(やっぱモテ?)の方が多いのかも知れません。

  

引き続き、「自惚れ」と「モテ」、オトコを動かすエネルギー源としてどちらが強力なのか?を考えてみようと思っております。

 

【まとめ】

出版界の提案する要素には「モテ」が目立っていた。

 

出版界の提案と、読者の生活実態にはギャップが大きいと思われる。

 

「俺カッケー」VS「モテ」は、どちらが優位なのだろうか?

 

【コンセプト進捗率】

 4.2%